毎日暑い日が続いていますね。元気にしてますか?
6月になってから既に30℃を越しています。
初夏というより、猛暑です。
今年の夏になってから、
冷やし中華、そうめん、かき氷、ところてんをさらに1度は食べ終えた私です。
今日は、ところてんについて少し調べたいと思います。
ところてん(心天、心天)
天草やオゴノリなどの紅藻類をゆでて煮溶かし、発生した寒天質を冷まして固めた食品。
それを「天突き」とよばれる専用の容器を用いて、押し出しながら細い糸状(麺状)に切った物。
全体の98~99%が水分。食餅繊維として整腸効果がある。
ところてんを戸外で凍結乾燥させたものが寒天。(ウイキペディア)
ところてんの思い出と言えば、
こどもの頃、おばあさんについて市場に買い物に行くと
夏場、おやつにところてんを買ってくれた事です。
お店の人がところてん突きで突いて、にゅるんと出てきたとことてんを
ビニール袋に入れて渡してくれます。
それに三杯酢とゴマと青のりのセットが付いています。
地味なおやつだったけど、夏におばあさんと一緒にたべるところてんは美味しかった。
そして、そして、わたしの住んでた名古屋ではところてんは箸1本で食べていました。
こどもの頃、おばあさんから「ところてんは箸1本で食べるんだよ」
と言われたので、大人になるまでそれを信じていました。
しかしこども心にどうして箸1本なんだろう?
食べにくいのなぁ~と思っていました。
そこで箸1本について調べてみましたが、
名古屋以外にも、三重、浜松、新潟、群馬、などのも箸1本の地域があるそうです。
箸1本の理由は諸説あるみたいですが、
名古屋女子大学短期大学部部長の遠山佳治教授によれば、
ところてんは非常に腐りやすい食品だったので、傷んでるとすぐに切れてしまうため
1本ですくうことで傷んでいないか調べるためだったそうです。
そしてもうひとつの思い出が高校生位の時に、
家で母がところてんを作っていた事です。
その頃天草をもらう事があり、
父が母にところてんを作って欲しいと頼んだのです。
夏の暑い時に、母が汗をかきながらガスコンロの前で
大きな鍋で天草をぐつぐつ煮込んでいました。
そして布でこして、バットに流しいれ固めて冷蔵庫で冷やします。
ところてんってそんなに沢山食べるものでもないのに、
天草をもらったばっかりにひと夏に何度も
ところてんを作らされるる母親は、いい迷惑だったと思います。
夏になるとその時の光景が今も思い出されます。
そしてそのところてん。
何味で食べるかですが、東海地方は三杯酢。
関東地方では酢醬油と練りからし。
関西地方では黒蜜。
四国では、だし汁やめんつゆ。
東京に来て初めてスーパーでところてんを買って食べた時、
三杯酢と思い込んでいた私は、ところてんをすすり咳き込みました。
思い込んでる味と違うと脳が混乱します。
酸っぱい!何?味が違うんだけど、、。ここのお店の味は合わないな。
そして違うお店で買ってまた食べました。
またもや、す、す、酸っぱい!
そして知りました。関東は酢醬油なことを。
関西地方の黒蜜というのは、くずきりみたいに甘味として食べてるんですね。
ところてん1つをとっても地域により味が違い面白いです。
転勤などで他の土地に行くと衝撃を受けます。
あなたの地方は何味ですか?
そして箸何本?